子どもの習い事の辞め時について
長男が小学校から続けていたスイミングを昨年の12月に止めました。
始めたきっかけは、1年生の時、学校の水泳の授業を泳げないからとずる休みしたのが理由です。
水泳を習い始めた時は、通うのを嫌がって、親も長男を説得し、続けるのに必死でした。
最初は、顔に水をつけることも難しかったのですが、習い始めてから水にも慣れて克服することができました。
順調に進級でき、四泳法もマスターしました。平泳ぎでは、スイミングのテストタイムで1位になるぐらい、
親も少し才能があるのではと思っていました。
「タイムが1位になった」と長男は嬉しそうに話しをしてくれました。
でも長男からは、四泳法をマスターしたから、もうスイミングは止めると。
速く泳げることと泳ぐことが好きなのは全く別でした。
4級までいき、1級まで後もう少しです。
一応、四泳法はマスターし、それなりに泳ぐことができるようになりました。
1級までは、ターンをマスターする必要があります。
私:「1級までもう少しやから、もうちょっと頑張ってみないか」
長男:「泳げるようになったら、止めたい。もう続けたくない」
しばらく様子を観ていたのですが、それでも長男の意志は変わりませんでした。
私は長男がスイミングを頑張って続ける方法がないか、色々とネットで検索しました。
オリンピックの北島康介選手は、「泳ぐことが楽しい」と書かれていました。
まさに長男との決定的な違いでした。
結局、妻がスイミングに12月で止めることを連絡しました。
スイミングの最終日にどれだけ泳げるようになったか、私はスイミングの見学に行きました。
泳ぎ終わった後、コーチが長男に個別で何か話しかけていました。
その晩、そのコーチから電話をいただきました。
「泳ぐのがしんどかったら、少し休みながらしてもいいですよ。
ここでやめるのは、もったいない。退会は保留にしておきますので、少し息子さんに相談してみて下さい。」と。
その後、長男に再確認と取りました。
長男:「泳ぐのは疲れた」と
コーチと何か話しはしていましたが、やめる意思は変わっていませんでした。
少しもったいない気持ちもあったのですが、止めることにしました。
しばらくして、長男の担任から、「〇〇君。最近、調子が良いように思えるのですが、何か心境に変化がありましたか。」と
妻に聞いていました。
妻「何もありませんが、強いて言うなら水泳を止めたことかもしれません。」と返答。
それを聞いた私。
今まで少し長男には無理をさせていたのかもしれない。と反省しました。
習い事は続けることで、何か達成できる喜びはとても大切なことだと思います。
でも、達成できる=好きになるとは全く別物だということです。
私も水泳を習って1級までいきましたが、水泳が好き嫌いだったということはなかったです。
とりあえず、級が上がれば、次の級に向けて泳ぐだけでした。
次女は中学になっても辞めずにピアノを続けています。
遅咲きという感じで、小学校から始めて、小学校よりも今の方がピアノを弾くのが楽しそうです。
とりあえず、四泳法までいけたので、長男もそれなりにやり切った気持ちはあったと思います。
今、振り返ると辞め時ついては、一度、コーチに相談しても良かったのではと、思いました。
好きな気持ちがないと、やっぱり習い事は続けられません。
高学年になったら辞め時は、子どもに決めさせてもいいかもしれません。
シンプルに続けたいか、続けたくないか。
やっぱり習い事も部活も好きでないと意味がないと思います。