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40代 5人家族(子ども3人、妻生涯パート) ケアマネ 子育て、健康、倹約、投資  ストレスフリーを目指す。

だいたい方向性が一緒ならそれでいい。

ありがとうの奇跡
小林 正観

母親が「母性」で接することで、
思いやりのある子どもが育つ。

お釈迦さまの言葉に「人物をつくる4条件」というものがあります。
その4条件とは「貧乏」「読書」「感動」そして、
「母親の感化(母性)」です。

なぜ、「母親の感化(母性)」なのか。なぜ父親は出てこないのか。
最近になって私なりに理解できたように思います。

お釈迦さまがその言葉を言った2500年前、母親の役割は、子どもに「やさしさ」「思いやり」「温かさ」といったものを
教えることだったのではないでしょうか。
「他人との協調性」「共生」「人に力を貸すこと」「世のために自分が貢献する」ことの大切さを教えるのが母親だった。
それは、「母親」という言葉に示されるかもしれません。

一方、父親の役割は、「能率」「合理的」「生産性」といったものを教えることだった。
それを広げて表現すれば、「父性」を教えることです。

「自分を主張すること」「相手を屈服させること」「問題を克服すること」「強い人間になること」
「人より抜きんでること」「人と比べて負けないようにすること」を教えることです。

お釈迦さまが言った「人物をつくる」という意味での「人物」は、尊敬される、慕われる、
信頼されるといった「人格者」のことです。

だとすれば必要なのは「母性」だといえるでしょう。
つまり、2500年前、お釈迦さまがいた時代には、子育てには「父性」は必要とされなかったのかもしれません。

ところが現代においては、「母性」を教えるべき母親が、「父性」を教えている気がします。
「やさしさ」や「思いやり」や「温かさ」ではなく、父親と一緒になって「能率」「合理性」「生産性」を
教え込んできたように思うのです。
「母性」を教えるべき母親が、「父性」を教え込んだのですから、子どもの心のバランスが
崩れるのも当然でしょう。

自分の親の世代であれば、専業主婦の母親も多かったでしょう。
でも現在は、共働きの家庭でほとんどです。
よほど、父親が稼いでいる家庭でないと、専業主婦は難しいのではと思います。

父親が働くということは、昔も現代も変わりがないですが、
母親のライフスタイルは変わり、「母性」「父性」との両方の役割が
求められます。

大抵の母親は、夫の収入だけでは厳しく、働くしかない。
必然的に「父性」の役割もすることになってしまう。

つまり、母親の責任が重くなっている。
父親が、子どもにできることは、たかがしれています。

母親が父親の変わりができたとしても、
父親が母親の変わりができるものではない。

それぐらい父親は母親に比べて、子どもへの影響力が小さい。
ですので、多少、夫婦喧嘩になったとしても
夫が先に折れるほうが、うまくいく気がします。

子育てで意見が違ったとしても、だいたい方向性が一緒ならそれでいい。
父親が上手に調整すれば、いいだけの話しです。

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