母親のワクチン接種について

両親は65歳以上であり、数か月前にワクチンの接種券が届きました。
父親のかかりつけ医が、一緒に住んでいる家族もワクチン接種が可能となり、夫婦で予約しました。
ですが、直前になって、母親が副反応の怖さからワクチン接種を辞退しました。

確かに副反応は、打った後でないとわかりません。
もちろん、息子としても適当なことを言って、無理にワクチン接種を勧めるわけにもいきません。
ちなみに父親はワクチン接種を受けて、何ともなかったです。

わたし達、夫婦は介護や学校関係の仕事をしている為、打たないリスクと打ったリスク（副反応）を考えて、打つことに決めました。
二人とも1回目は、腕が筋肉痛となり、2回目は、37度台の熱が出ました。
それでも1日で熱は治まりました。

職場の人たちが熱や倦怠感で大変だったと聞いていたので、内心はビビりまくっていました。
でも思ったよりかは、こんなものかなと大丈夫でした。
個人差はありますが、まだ受けていない人は必要以上に恐れる必要がないのかもしれません。

またしばらくすると娘たちにワクチン接種券だ届きました。
私たち夫婦と違い、子どものワクチン接種は躊躇しました。
若い子どもの方が、副反応のリスクが出やすいと聞いていたからです。

私は娘たちには、自己責任で決めていいと伝えていましたが、すかさず、妻がネットでワクチン予約をしていました。
娘たちは母親になされるがまま、ワクチン接種を受けました。
1回目が終わったのですが、全く副反応がありませんでした。
むしろ、どこか副反応があるか、楽しんでいたようにも思えます。

私はまだワクチン接種を受けていない母親のことが常に気になっていました。
もちろん、母親もマスクをして人込みをさける感染予防はしています。

でももし母親がコロナに感染し、後遺症や亡くなることがあれば、わたしは後悔しないだろうかと。
私自身もワクチンを打たないと決心した母親の意志は尊重したいと思い、強くワクチン接種を勧めていませんでした。
ただ、「あそこの病院はワクチン接種の受付をしているで。」母親に情報を伝え、遠回しにワクチン接種を促していました。

今度は、息子の自分がワクチンを受けて問題なかったこと、孫の娘たちも1回目を受けたけど大丈夫だったことを母親に伝えようと思いました。
遺伝上は、問題なかったのだから、少しは安心材料となるかもしれないと。

先日の休みの日に、両親と一緒に墓参りに行き、ワクチン接種のことを話そうと決心しました。
会話の中からどこからコロナのワクチンを話しを切り出そうかと考えていました。

私は「兄（両親と同居している）は、ワクチンを受けたのか」と遠回しに母親に聞きました。
集団接種で受けて、熱が出てしんどいと言っていたが、翌日は何ともなかったと。
そこからすかさず私は自分と娘たちがワクチン接種を受けて、問題なかったことを母親に伝えました。

これで少しは母親の気が変わってくれるかもしれないと。
すると、母親がぼそっと、かかりつけ医で1回目のワクチン接種を受けたと話しました。
私「えっ、1回目のワクチンを受けたの？」
母親「受けたけど、何ともなかった。コロナに感染した後、物忘れ等の後遺症が怖いから受けることにしたわ。」

息子としては安心したにと同時にそのことを早く言ってな～ていう感じです。
ワクチン接種の有無は、家族間で一番共有すべき、最重要な情報です。

ワクチン接種は、自己責任であります。
最終的には、自身で納得し、決断するしかありません。

母親も色々と判断し、今回受ける決断をしたのだと思います。
母親は「絶対に受けないと決めていたが、受けることにした」と。

家族でも人の気持ちは、変わるものなのだと改めて考えさせられました。
もちろん、ワクチン接種を受けたくない人の意志を反対する気持ちはありません。

今回は私自身が後悔しないように自分ができることをしようと思っただけです。
ワクチン接種を１００％推奨するつもりありませんが、うちの家庭はこうだったという話しをさせて頂きました。

個人的には、そこまで副反応に恐れる必要はなかったのではと思っています。
ワクチン接種で迷っている方がいれば、少しでも参考になれば幸いです。