ボチボチやっています。

40代 5人家族(子ども3人、妻生涯パート) ケアマネ 子育て、健康、倹約、投資  ストレスフリーを目指す。

アドラー式の子育て、働き方について

f:id:plog1031:20200914205728p:plain

題名 :アドラー働き方改革 仕事も家庭も充実させたい パパのための本

著者:熊野 英一
内容:パパであること、子育てすべき環境であることをチャンスと捉え、職場と家庭の両方で「アドラー働き方改革」取り組む。

「タテの関係」には弊害がある。

<<アドラー心理学では、親子の間に友達のような関係をいっさい求めません。親と子というのは、役割として厳然たる差があります。とれる責任の範囲も違うし、経験や年齢も違います。役割としての「タテの関係」は威厳をもって守りますが、いざコミュニケーションをとるときには、対等なひとりの人間として、「ヨコの関係」で付き合うことを求めます。
このタテとヨコを使い分けるというのが難しいのですが、まずは「立場としてはタテ」「コミュニケーションはヨコ」というのを、いつも意識してください。

子どもが小さいうちから、「自分で考えてみて。困ったら助けるよ」というヨコの関係にしておいたほうがいいのです。>>

親子なのだから、タテの関係は当たり前だと思っていました。
でもアドラー式では、タテとヨコの関係(対等)を使い分けることが必要とのこと。
私自身、子どもへの子育てにおいて「タテの関係」がほとんどだったと反省しています。

人格は10歳までで決まる。

<<人は10歳くらいまでの様々な経験を通して、自分はこういう人格・性格でいこうと決めていきます。わたしはがんばり屋さんタイプでいこう、僕は失敗しないように慎重派でいこう、それともおちゃらけタイプかな、マイペースタイプかな、欲張りタイプなか、と選んでいくわけです。親とのかかわり方や友達との付き合い、あの日言われた心に刺さることば、などが影響しながら、自ら決めていくのですが、そのとき、これまで「信頼」されてきたかどうかが、人格・性格を決めるにあたってとても大切になります。>>


親としてドキッとしますね。子どもの行動が心配で、ついつい先回りで学校の準備や持ち物、宿題等で口出ししてしまうことがあります。
もちろんできていないから仕方がありませんが・・・
どうしてもできていないことに目が行きがちですが、できることにももっと目を向ける必要があります。
余り子どもに干渉しすぎないように心がけています。

愛のタスクを優先すべき

<<アドラー心理学では、わたしたちが普段思い悩む課題(タスク)を、大きく3つに分類しています。「愛のタスク」は親子間やパートナーとの関係、つまり家族の課題です。「交友のタスク」は、友達や知り合いとの関係、「仕事のタスク」は職場での人間関係です。
この3つは、難易度としては仕事のタスクのほうが簡単で、愛のタスクのほうが難しいと言われています。
 仕事で大変なことはあるけれど、勤務時間を終えて職場を出れば、腹の立つ上司のことを忘れることもできますし、転職することも可能です。愛、つまり家庭でのことは、パートナーや子どもとは離れられない関係や絆で結ばれていて、困難なことがあった場合、それは大きく人生にかかわってきます。仕事のほうが難しいという人もいるかもしれませんが、通常は愛のほうが難しいと思います。ここまでがアドラーの言っていることです。>>

仕事のタスク、愛のタスクの大変さは時と場合によると思います。でもある程度の仕事の経験を積めれば、愛のタスクにシフトしていった方が良い。
20代の時は、不規則で夜勤もありシフト制の仕事で、生活の中で仕事が8.9割を占めて、子育てに余裕がありませんでした。
30代で転職し平日仕事で土、日曜日が休みになってからは生活リズムも整い、気持ちに余裕を持って子どもと関われるようになりました。

まとめ

・子育てで「タテ」「ヨコ」の使い分けを分ける。特に「ヨコ」の関係を意識する。
・自分で考える癖をつけ、できない所だけフォローする。
・10歳まで人格が決まると意識し、できていないことよりできていることに言葉かけする。
・仕事のタスクより愛のタスクを優先する。経験値からして、結果的にうまくいっていることの方が多い。

プライバシーポリシー お問い合わせ