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子どもに才能がなければ、すぐに止めた方が良いのだろうか。

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子どもの才能と習い事について。

次女はピアノ、長男は水泳、ソフトボールを習っています。長女は中二までピアノをしていました。
それぞれ止めたいと言う時期がありました。
この本を読んで色々と考えさせられました。

題名:諦める力 勝てないには努力が足りないからじゃない。

著者:為末 大


生まれによる階級、才能による階級

僕は、物心がついたときから足が速かった。足が速いから競争に勝つ。勝つと褒められる。だからもっと練習して、もっと早くなろうとする。するとどんどんタイムがよくなっていく。才能があるから努力することが苦にならない、だから人より多く練習できて、さらに能力が伸びていく。僕に走る才能があったから、そういう好循環が生まれた。
一方で、僕には音楽やコンピューターのプログラミングといったことに才能があるとは思えない。そういう方面で才能のある人には、黙っていても音楽をつくり、奏で、プログラミングし、みんながあっと驚くような作品を誰に頼まれてたわけでもなくつくる。才能とは、つまりはそういうことだ。
多くの指導者は、スタープレーヤーが取り組む驚異的な練習を見て、教え子たちに「見ろ。あのくらい練習しているからあそこまでの選手になったんだ。」と諭す。
しかし、スタープレーヤーは、努力を努力と思わず、努力そのものが楽しいという星の下に生まれてきていることがほとんどだ。
才能があると思えているところからスタートしている努力と、自分にはまったく才能がないとしか思えないところからスタートしている努力は、苦しさがまったく違うのではないだろうか。

私の場合は簿記、プログラミングの才能がないことがわかる。
3級簿記の教材を購入し、勉強したが、試験に落ちてしまった。また時間をかけて勉強すれば、受かるかもしれないが、才能があるようには思えない。才能のある子どもは、小学生で簿記3級、高校生で簿記1級が受かってしまう。まさに簿記が好きなのである。
プログラミングも少し触ったのだが、コードの理解ができない。おそらく、今から頑張ってもかなりの時間と労力がかかるだろう。
また続けてきて楽しいと思えれば、チャレンジしたいです。

あなたにとってのの苦役は、あの人にとっての娯楽

意外に思うからしれないが、球技があまり得意ではない僕は、サッカーをたった一時間練習するのでさえ苦痛で仕方がなかった。
走リ回る競技なのだから、同じことだろうと言われるかもしれない。でも陸上で走ることのほうがずっと楽しかった。どれだけ長い時間練習しても苦にならない。練習で同じ時間を費やしても、楽しくて仕方がない競技とそうでない競技では、その「濃度」が違う気がした。
才能のある人は、練習の一部は娯楽になっている可能性がある。しかし、才能のない人にとってみたら、練習は苦役でしかない。
「ほら、イチロー選手は何千回、何万回とバットを振ったからこそあそこまでの選手になったのだから、きみたちもがんばって振りなさい」
才能のない人には、イチローと同じ練習量は苦痛であるばかりでなく、成果につながらないという意味で二重につらいことなのである。

長男のことで置き換えて見ました。走るのが早かったり、水泳が得意だったりしますが、ソフトボールはどちらかという苦手です。
練習には参加するが、試合には出たくない。この前も試合に出たくないと泣きながら反抗していました。監督もスタメンで起用を考えてくれていたのですが、結局その日は参加することができなかったです。
今後のことを妻と考えてました。このまま嫌々と続けて、いいのだろうかと。
でも監督は、また練習から始めれば良いと言ってくれた為、今まで通り練習には参加しています。
確かに他の子どもと比べると余りうまくはないでしょう。でも団体競技で学べることは個人競技と違い、チームプレー、挨拶や礼儀だったりとたくさんあるはずです。
そこだけはソフトボールの上達以上に学んでほしい所です。
長女、次女もピアノ先生とうまくいかず、止めたいという時期がありました。それを乗り越えることができ、成長できた所はあります。
ここで親がまだ折れるわけにはいかない。長男にとってソフトボールを続けることは、才能以上に意味があることと思っています。
でも他に没頭できるものが見つかれば、それもありかなと思っています。

まとめ

・子どもが止めたい理由(一時の感情)に親が納得いかない場合は、諦めずに説得する。
・小学校までを目標とするが、他に没頭や夢中になるものが見つかれば、止めても良い。
・子どもにとって、才能以上に諦めず継続することが大切なこともある。

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