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40代 5人家族(子ども3人、妻生涯パート) ケアマネ 子育て、健康、倹約、投資  ストレスフリーを目指す。

余り一喜一憂せずに、淡々と子育てをする。

小さな悟り
著者:枡野 俊明

人格を丸くする

怒りを「腹に収める」方法
近頃は「キレやすい老人」「暴走老人」などと称される年配者が少なくありません。
それは、とても残念なこと。長く生きてきた中で、さまざまなことを経験し、ちょっとやそっとのことには動じない。
「穏やかな人格」を磨いていくのが、人生ではありませんか。

年を取って怒りっぽくなるのは、じつは恥ずかしいことなのです。
 怒りというのは、人を自分の思いどおりに動かそうとするから生じます。そんなことを望むこと自体が間違いです。
自身の身一つだって、思いどおりにはいかないのに、他人をコントロールしようだなんて、土台無理な話なのです。

 もし誰かが気にくわないことをいったり、したりしたときに、怒りを爆発させる前に、まずは深呼吸。
そうして心の中で「ありがとさん、ありがとさん、ありがとさん」と唱えてみてください。
怒りがお腹の辺りで止まって、頭まで上がらず、気持ちが落ち着いてきます。
これを何度か繰り返すうちに、怒りっぽくなってくるはずです。

 五〇歳を過ぎたら、怒りっぽさがつくる"人格の角”を取って、円く、円くを心がけましょう。
いつも上機嫌でいることは人間的成熟度の高い証なのです。

子育てにしても同じことです。
一度、子どもの期待値をぐんと下げたほうが良い。
親の子育てのすべき思考が、子どもへの怒りに変わる時がある。
昔の当たり前が、今の当たり前とは、限りません。

子ども性格や特性に応じて、親も一緒に考える必要があります。
自分の子育ての考え方が正しいとは、限りありません。
親も柔軟な考え方が必要です。

子どもの考え方も尊重しながら、必要に応じて、対話することも大切です。
そして、細かいことは気にせずにそっとしておくことも時には必要です。

子どもの成長曲線とは、とても緩やかなものです。
昨日できていたことが、翌日にできなくなっていることもたくさんあります。
上がったり、下がったりするものなのです。

大きく成長したなと思えば、また同じことの繰り返しと、残念に思うこともあります。
子どもの成長を喜ぶことは大切ですが、落ち込む時はそこまで落ち込まなくいいのです。

時には、あえて親から離れるようにすることも大切なのでは。
先回りしていうのではなく、あえて放ってみる。
子どもが自分の頭で考えることの方が大切です。
いかに自分で気づけるかです。

放っておくということは、好きなことを好き放題させるというのではありません。
you tube ゲーム、漫画などを与えっぱなしにするのではなく、何もない環境も大切です。

ひとりで考える時間。ぼーとする時間。
与えっぱなしの環境では、考える時間が身につきません。
親が言われたから、するのでなく、自分で考えて行動することが大切なのです。

親が先回りで言ったことが、心から理解していないと、結局は同じ事の繰り返しである。

一つ言えることは、親にも子どもとの程よい距離間が大切だということ。
言い過ぎず、言わな過ぎず。

どれだけ、自分で考えれる時間を作ることができるか。
親も子どもの成長に合わせて、一緒に成長しないといけません。

半分、成長していれば、御の字と長い目でみることも大切ですね。
淡々と子育てをすれば、それなりに成長しているのではないでしょうか。

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